Nono

生きるのNonoのネタバレレビュー・内容・結末

生きる(1952年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

構図がまじでかっこいい…。他の映画もだけどやっぱり重厚感のあるモノクロに惚れ惚れする。
志村喬の演技が凄すぎて、死んでるのか生きてるのか分からない不気味さがリアルだった。
後半の故人を前に役所の人が生前の話をするのが、なんとも的外れというか尊重がない人が多すぎて、しかもしつこいくらい長くて辛い。
自らが「生きる」ために何かをつくることに対しての周りの反応が捻れた考え方だったり、過程での大変さを理解してくれた人がほぼいないのは悲しいけど、作ったこと自体が自分の目標だったからそれでいいのか。
いずれにしても、人間は何かしらをつくることが生きがいになるんだなと改めて分かった。
夕日を見て綺麗さに感動しつつも、こんな暇はない!って言っていたのが印象的だった。
お尻を叩かれている気分です…。
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