前半から病院、遊び人、若い女性といいペースで進んでいく。
命の重さと命を代償にした行動力が凄い伝わる。
後半はまるで12人の怒れる男たち。おもろい。
最後は渡辺さんの魂を受け継ぐ人が1人しかいない…
カラーバージョンの方を鑑賞。
生きるという事はどういう事か、という素朴で深いテーマを黒澤監督が素晴らしいタッチでスクリーンに描いている。
今回はたった一つの公園を作るために命懸けで奔走するのだ。平た…
人間らしく生きることの素晴らしさ。
胃がんが発覚し、孤独と絶望の中で残りの人生をどう生きればいいか主人公が模索する前半と、死後、葬式に集った同僚たちが主人公の最期の数ヶ月に思いを巡らす後半に大きく分…
お葬式の場で助役が公園建設の1番の功労者は自分だと周りに言い聞かせて他の職員も頷いていたところに、始めから建設を求めていた近所の奥さん方が焼香をあげにきて号泣しているシーンが良かったです。その涙が1…
>>続きを読むあらすじ
市役所に勤める中年課長 渡辺勘治(志村喬)は、30年間机に向かうだけの無為な日々を過ごしてきた。周囲からは「生ける屍」と揶揄され、家族とも疎遠。
ある日、彼は医師から 胃がんで余命わず…
いきなり死んじゃって驚いたけど、その後の1時間すごい良かった
渡辺さんの演技の表情で語る感じが良かった。公園建設を眺めるシーン、演技で感動させられたの久々
演出も面白かった。ハッピーバースデーが…
この映画は人生を"生きる"有限性や行動の重要性を説いてくれている。
特に印象的だったのはクラブで「ゴンドラの唄」を歌うシーンと、店で若者たちが「バースデイソング」を歌うシーンの対比だ。
前者では絶望…
結末が本当に良い。酒の席で話のネタにされ、一時の熱意を与えるが、翌日には一人を除き元に戻ってしまう。その一人は渡辺さんの公演をしみじみと眺める。それは懐古に留まるのか、挑戦の決意をしようとしているの…
>>続きを読む黒澤明の時代劇ではない作品。
息子の為、波風立てずに遊ばずに死んだように生きていた男が胃がんにより余命がわかり"生きる"物語。
彼の胃がんを知っているのは飲み屋で出会った小説家。
小説家は享楽的な楽…