うたたん

生きるのうたたんのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.5
「わしは人を憎んでなんかいられない。わしにはそんな暇はない」働く上でも人生を通じても胸に刻んでおきたい。

大学で受講しているポピュラーカルチャーの社会科学で試聴。初の黒澤明の作品。しっとりとした名作に出会った感動🥺 以下は労働観に関する課題で書いた内容の一部!

黒澤は「生きる」を通じて、企業組織で働く中で失いがちな熱意や情熱の尊さを描いている。

当作品は上からの指示に従う役所の風習をコミカルに描いていたが、それに抗いながらも公園を完成させた渡辺からは、そのような状況下でも人は変われるというメッセージも受け取れた。

作品冒頭の渡辺が身近にいるような存在であり、自分と通じる部分、また自分が近い将来なり得る姿を見せつけられた気がした。

私が就職する上で会社の組織的な部分は作品と一致する可能性があるが、そのような状況でも良い方向に変貌した渡辺に心を動かされた。

結論:自分の労働観を形成する上でのヒントを得ることができた。
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