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EXITのsmalltalkのレビュー・感想・評価

EXIT(2019年製作の映画)
3.8
パニック映画。
暗い気持ちをぶっ飛ばす!

コメディで、アクション(格闘系では無い)有り、家族愛有り、恋愛有りで、見終わった後スカッとした。
これはお勧め。
何にも考えずに104分楽しめます。

以下10行目からネタバレです。
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主人公のヨンナムは大学生の時、山岳部(ロッククライミング)に入っていたが、今は就職に失敗して家族や親戚から心配される存在だ。
 
そんな時、母の古希祝いの為に親戚一同でパーティーを開く。
そのパーティー会場はヨンナムの大学のロッククライミング部の後輩で、告白して振られたウィジュが働いている。
 
しかしそのパーティー最中に街でテロが起こり、毒ガスが撒き散らされる。
逃げるには毒ガスが上がって来ないビルの高いところに行くしかない!

しかしビルの屋上のドアには鍵が掛かっていて外からしか開ける事は出来ない。

そこでヨンナムとウィジュのロッククライミングの技術が活きる。

パニックものとして救助隊が来ても、救助出来る人数が限られていると、主人公は英雄的な行動として「家族や子供」を先に逃して自分は後で良いというのが定場だ。

この映画でもそれがあるのだが、そうした後、ウィジュなど「私もヘリに乗って逃げたかったぁ。」と泣く。

そんな風にヨンナムもウィジュも情け無いが、自分を後回しにして救助されるのを他の人に譲るので、ますます自分達に危機が迫る。

2人が次から次へと危機的な状況から避難するのに知恵を絞って協力する。
本当に手に汗握るシーンの連続だった。

主人公2人の関係性も良かった。
頼り無いヨンナムとしっかりしているけどすぐ泣くウィジュ。

何よりもヨンナムがストーリーが進むにつれ、どんどん頼もしくなっていくのが観ていて痛快だった。
ロッククライミングの技術はあるが、等身大の主人公。

最後まで諦めない心が大切だと思った。

あっという間の104分だった。

でも韓国ではドローンをあんなにたくさんの人が操縦出来るのかな?
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