EDDIE

ソウルフル・ワールドのEDDIEのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.2
夢の実現は目前!浮かれていたら落ちてしまったマンホール…行き着いた先は死後の世界!?
魂と化したジャズピアニストは自分の体に戻るために奔走する。
あなたにとっていつも見ている空、景色、人は特別ですか?
心が浄化される心地良い映画。

第93回アカデミー賞は日本時間4月26日と目前に迫ってきました。
本作は長編アニメーション賞で受賞本命と言われているディズニー&ピクサーの傑作。

すごく良かった…

自分としては子供の頃に思い描いた夢や大人になって目指した夢、目標、そこに近づいては離れと結果的に全然違うことをしています。
だけど、この映画を観ると夢を叶えることだけが人生ではなく、生きている毎日こそが特別だと思わせてくれます。

夢を叶えても、結局は同じような日々の連続。そこに価値が見出せるか、特別だと思えるか。

幸い、同じような日々を過ごす中でも、一つ一つの事、物に特別を感じながら楽しく生きられているなと思っています。
私たちのようなFilmarksユーザーであれば、映画もその一つ。
同じような日々を過ごす毎日の中で、出逢う作品は千差万別。だからこそ特別を感じられます。

人生は人それぞれ。
夢を叶える人もいれば、大多数は夢すら叶わない人ばかりでしょう。
だけど、生きている世界ってこんなに素敵なんだと心が洗われるような素敵な作品でした。

あと、アニメーションの絵のタッチの素晴らしさには一番驚かされました。
街の風景や家の中など、現実の景色と見紛うほどの鮮明さと美しさ。目を奪われました。
音楽講師、ジャズピアニストが主人公の作品ということもあり、音楽も素晴らしいです。

含むメッセージ性も含め、個人的にはアカデミー賞長編アニメーション賞受賞に推したい素敵な作品です。

※2021年自宅鑑賞89本目
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