実在する前田建設が実際にWeb上に立ち上げた、アニメの中の架空の施設を本気で設計してみるっていう実話を元にした映画。
結論から言ってコメディによせ過ぎててつまらない…
ファンタジーを扱ってるからこそリアルにやるのが面白いのに、ギャグで物語が展開していくのがシラける。
元ネタもストーリーも、リアルな設定やノウハウの話も面白いのに…
ダム建設で培った凄いノウハウがあるのに高度成長期とは違ってダム建設の受注はほとんどなくて、その技術が埋もれていってしまう…それを楽しいコンテンツに展開することで存続させることもできるし、一般の人に土木に興味を持ってもらえる!
…そういう熱意がこもった話なのに、熱くなってきたところでギャグ展開になって冷める……見ている人の感情をどこに持っていきたいのか…
脚本を劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠さんが担当してて、これが舞台作品として目の前で演じられているものだったら、たぶん飽きのこないものになって楽しめたと思うんだけど、映画向けのアレンジが全くされないまま映画化された感じ。凄くもったいなくて残念な映画だった…
ただエンドロールのアニメーションは文句なく最高でした☆
