けんけん3号

ブラック アンド ブルーのけんけん3号のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

事前情報なしにネトフリで鑑賞。新人の黒人女性警官ウエストが汚職警官に追われるクライムアクション。いや〜、期待してなかったせいか、凄く面白かった!スピーディーな展開もいいし、誰も味方がいないウエストが追われる緊張感もいい。ウエストは警官に助けを求めるが、汚職警官の息がかかった警官が多く、孤立してしまう。仕方なく一般市民に助けを求めるが、厄介事に巻き込まれたくないとして、助けてもらえない。その根底にあるのは警察による黒人差別の問題。作品タイトルの「ブラック」=黒人、「ブルー」=警官、それが意味するもの、警察組織の黒人に対する差別、制圧であり、さらには、アメリカ全体の差別問題が浮き彫りになっている。そんな中でもウエストは真っ直ぐに正義を貫いていく。その信念の強い女性を熱演しているナオミ・ハリスが素晴らしかった。そして心を動かされていくマイロを演じたタイリース・ギブソンもいい味を出していた。作品は、最後の最後まで緊張感が続くのでかなり楽しめる。ストーリーに目新しさはないが、当たりのB級映画で、個人的には大満足だった。