にまみれも

ベル・エポックでもう一度のにまみれものレビュー・感想・評価

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)
3.7
最初は「ミッドナイト・イン・パリ」みたいな話かと思ってたら、違った。
確かに、あちらは本当に過去に戻って本物の人達と触れ合ってたのに対して、こちらは自分の戻りたい時代に、擬似的に再現してもらってるから、そもそもが違うね…。
どちらかと言うと、藤子不二雄短編集の「やすらぎの館」に近い設定。

うーん。男の人って、どこの世界でも自分の一番輝いていた時代に、ノスタルジーを感じるものなのかなー?(^_^;)
そんな意味でも、「まぁ、気持ちは分からんでもないけど…」と共感は出来なかったなぁ。

ただ、若い頃の奥さん役の俳優さんに叱られて、自分の本当の気持ちに気がつく所は良かった。
後、何度も息子役を演ずる事で、やっと父との別れを実感できたという男性も良い。

色々な時代の色々なシーンが、色々と畳み掛けてくるので、時々ちょっと軽く混乱していまうけど、それもまた楽しい。

さて、自分だったらどの時代を演じてもらう?と考えてみたけど、自分は常に今が新鮮なので、結局私には必要なかったわー。