外で絶叫する女性の声が聞こえ、心配になり「通報したほうがいいかな？」「声が聞こえるよ」と聞く女性に、「大丈夫だよ」「目で見ないと分からないよ」と返す同室の男性。
"声"は確実に聞こえているはずなのに通報することさえしない。
それを聞いた女性は「そうかな？」と言い行動しない事からそれほど心配していなかった事が感じとれる。(同調圧力?)
他にもちょっと外を覗いてカーテンを閉める者、外をスマホで撮影する者。
客観的に見れば醜悪なのだが、現実もそんなものなのかもしれない。
今作で通報したif編として韓国映画「目撃者」が延長線上にあると思う。
下手に関わったときに巻き込まれる危険性・リスクを考えると助ける行動にはうつしにくいというのは正常な心理なのかもしれない。
ただ自分は、綺麗ごと&言ってるだけなのかもしれないが、こういうケースに出くわす事があれば通報しようと思った。
実際どうするかなんてその時にならないと分かりませんが、少なくともどうすればいいのか考えるきっかけをくれる良い作品だと感じました。
