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悲しみの皮のYUTAのレビュー・感想・評価

悲しみの皮(2010年製作の映画)
3.3
「ゴリオ爺さん」などで有名な19世紀のフランスを代表する小説家・バルザックの小説「あら皮」を映画化した本作『悲しみの皮』。

あらすじは、作家志望の青年が、自信を持って書いた本を出版社に売り込むも相手にしてもらえず、また気になる上流階級の女性にも屈辱を味わされ人生に絶望していたところ、偶然怪しい骨董品屋を見つけ、そこで盲目のこれまた怪しい老人店主から"どんな望みも叶えてくれる皮"を勧められ、彼はそれを受け取る。しかしその皮は望みを叶えてる度に縮んでいき、またその代償として契約者の寿命を奪っていくという恐ろしい代物だった。しかし彼は望みを叶えられるなら死んでもいいと考え、一つ、また一つと願いを叶えていく…

とまあ大体こういうストーリーですが、おおよその結末は予想できますね笑。青年は、寿命が残り僅かになって初めて大切なものに気づきます。真の価値は富でも名声でもなく、もっと身近にあったんだと気づきます。

人間どうしても大きなものを得ようとか、遠くのものに目が行きがちですが、たまには足元を見てみるのも大事ですよね。本当に大切なものが落っこちてるかもしれないですから😌
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