いわゆる「ずっと気になっていた未見の名作」の一本。なるほどこれは面白い。
冒頭からしてすでに只事ではない不穏な緊張感。特に何も起きないのに、ずっとヒリヒリと張り詰めた空気。そして満を持して、なぜかハーモニカを吹きながらチャールズブロンソン登場!どーーーん!!
ケレン味とか様式美をイタリア的センスで突き詰めた一つの究極型のような。
さらにクセの強すぎるキャラが入り乱れる群像劇は、確実にタランティーノにそのイズムは継承されていると思われ。
終盤、ずっと謎だったハーモニカの過去が明らかになる回想シーンの視覚的インパクトたるや、ええぇ〜〜と声出そうになったし。よくもまあこんなシーン思いつくなと。
セルジオレオーネ監督、エンニオモリコーネ音楽。このチームでワンスアポンアタイムインアメリカも作ってたのね。全然知らなかった。あちらも超名作。そのうちもう一度観直してみよう。