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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストのyasu555overseasのレビュー・感想・評価

4.6
昨日、レンタルDVDで見ました。


「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」を撮ったセルジオ・レオーネの西部劇映画が人間模様、西部劇の活劇模様をありのままに描写した西部劇大作群集活劇で広大なスケールで最高に良かったです🌟✨










主要な出演者・クラウディア・カルディナーレやヘンリー・フォンダやチャールズ・ブロンソンやジェイソン・ロバーズとかに注目で
列車を管理してた車掌の老白人の男やインディアンの女性を追い出して列車を牛耳った3人組の悪党と出会したチャールズ・ブロンソンが演じたハーモニカのガンマン(ハーモニカ吹きの男)が3人組の悪党と対峙した時のお互いのクローズアップな目線が鋭く、緊迫感と心理描写な感じがあって、西部劇な決闘らしい雰囲気が伝わって最高の演出でした。

この本作であのダリオ・アルジェントやベルナルド・ベルトルッチや本作で監督を務めたセルジオ・レオーネ、3人が原案で考えて構想から誕生させたのがこれもまた凄く、唯の西部劇・ガンアクション・ドラマ映画ではないと凄く実感しました。

マクベイン一家を仲間と共に皆殺しにした悪党のボス・フランク(汽車を牛耳った悪党のボス)役のヘンリー・フォンダが初の悪役を
本作で演じてたのは最初知りませんでした。
唯一悪役を演じたのは本作ぐらいかと自分は思います。正直、ヘンリー・フォンダがマクベインの幼い息子2人、娘、父親を含めて4人を躊躇も無く冷酷非道に仲間と一緒に皆殺しにした彼を魅力に感じられず、好きになれませんでしたが、悪役のボスのフランクを見事に演じ熟して(こなして)、成り切ってましたのは凄かったです🌟🌟🌟🌟🌟
唯一殺さず、抱いたマクベインの新妻となる予定のジルを心から愛情で1度だけ愛した彼はちょっと良心が芽生えたような感じに見えたのは良い人間性な悪党ボスのフランクらしく、ヘンリー・フォンダは変わった悪役をよく演じれたなって感心しました。
ヘンリー・フォンダが出演してた彼の好きな作品は「荒野の決闘」「十二人の怒れる男」「怒りの葡萄」「フェイル・セーフ/未知への飛行」「史上最大の作戦」「西部開拓史」に出演してた彼の役柄な所が好きでした🌟

ハーモニカを吹くガンマン役のチャールズ・ブロンソンが謎めいた過去の恨みを持った凄腕のガンマンという設定が彼らしいクールで男臭く、顔つきが鋭く、落ち着いたガンマンで銃の腕前も確かでハーモニカの吹き方も上手いというセルジオ・レオーネの設定な役作りが最高に良かったです🌟👍✨✊

最後、2大ハリウッドスターの主役 チャールズ・ブロンソンと悪役のボス役 ヘンリー・フォンダとの決闘対決シーンが緊迫感とお互いの心理が凄く伝わり、お互いの目線で見つめ合う時のクローズアップのシーンが鋭くて、あのシーンを振り返ってクリント・イーストウッドの「アウトロー」と同じく感じられて鋭いクローズアップなシーンで凄かったです(この作品はもう既に11年前ぐらいに見ました)🌟🌟👍👍✨✨✊✊

重要なヒロインのジル・マクベイン役を演じたクラウディア・カルディナーレは、「8 1/2」で共演したマルチェロ・マストロヤンニと1度付き合う役を演じてて、あの作品に出演してたぐらいしかピンと来なかったですが、本作で重要なヒロイン役を演じた彼女が冷酷非道な凄腕ガンマン、ハーモニカの男、無法者の殺し屋らの争いに巻き込まれる存在でハーモニカに乱暴な目に遭わされるシーンには痛烈でした。