清水英治

最初の晩餐の清水英治のネタバレレビュー・内容・結末

最初の晩餐(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

父の日登志の訃報を受け麟太郎は久しぶりに実家に戻り、姉や母と再会する。通夜の席、振舞いの弁当が母によってキャンセルされ、遺言なので母が自分で作ると言う。最初に出されたのはチーズをしいた目玉焼き。麟太郎は父が初めて作ってくれた料理であることを思い出す。その後、父と母が再婚し新しく家族になってからの節目、節目となった出来事の思いでの料理が出てきます。母の連れ子と姉がもめた味噌汁。皆で山に行ったとき食べたピザ、兄のシュンが家を出ていった時に食べたラーメン。料理が出てくるたび当時のことが思い出される。そして、シュンが帰ってきてすき焼きを作って皆で食べる。シュンが父の死ぬ前に作ってあげたものだった。
振舞い料理が終わると、母は麟太郎と姉に父と自分の出会いを話す。母は既婚者で夫と別れ子供を連れて父のもとに来たのだった。
次の日、父が皆に食べさせていた料理が実は好きでなかったことを父の友人から聞く。好物はおはぎで奇しくもりんたろうの彼女が持ってきていた。
いい話なんだけど話として出来すぎ感が否めない。最後のところの落ちがないほうが、余韻があって良いのではと思うのだが
清水英治

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