最初の晩餐の作品情報・感想・評価・動画配信

上映館(1館)

最初の晩餐2019年製作の映画)

上映日:2019年11月01日

製作国:

上映時間:127分

あらすじ

「最初の晩餐」に投稿された感想・評価

Keitan

Keitanの感想・評価

3.9
『父の死に初めて家族を知ってジワリ来るお話』

20200720 105
父親のお葬式で本当の父親についてはじめて知る、食にまつわる家族の物語。思い出の食事が提供され、その度に当時を振り返るという形式で、連絡がとれなくなった長男の消息など謎も次第に明らかになっていく。とても分かりやすくてよく出来た構成に感心しながら、最後まで楽しく観れた。何気ない会話中心のワンシチュエーションストーリーだけど、それを支える役者さん達の演技も素晴らしい。

家族を知っていくお話の最後に「家族のことさえも、よく知らない」という会話にも共感。苦手な物さえも家族を優先だった父親の優しさがジンワリと滲むラストに涙。とてもよく出来た素敵なおはなし。
虎太郎

虎太郎の感想・評価

2.4
家族の中に、ここまで飯の中身が重要だと思わないんだよな。
飯を一緒に食う事は大事だけど、中身にここまでスポットを当てると作り物感が強くて観ててちょっと冷めてしまった。
家族

染谷将太、戸田恵梨香主演
永瀬正敏、斉藤由貴、窪塚洋介出演

父が亡くなって集まった家族
母が通夜で作った料理は、目玉焼き
「これ、親父が初めて作った料理だ」
食事と共に蘇る家族の記憶、、、

ジーンとくる
映画館で観たかったなあ〜

生きる上で重要な食事
家族ってなんだろう
過去と現在を紐解いていく食事の記憶
家族だからって全てわかるわけじゃない
あのときなにを思い、なにを考え、なにを感じていたのか、、、

温かな雰囲気と撮り方だなー
セリフとかすかな動きで表現される感情
役者陣が全てが光ってる
染谷将太、戸田恵梨香、斉藤由貴、永瀬正敏、そして登場して全てを持っていく窪塚洋介
過去では森七菜ちゃんが小学生役で出てる
macha

machaの感想・評価

3.2
思い出の食べもの
家族のために嫌いなものも食べていたというところが好きです
kitasuke

kitasukeの感想・評価

4.1
家族と食事は自分にとって一番の思い出かもしれない。

その料理が出るたびに、その時の空気や様子を思い出す。決していい思い出ばかりじゃないけど、大切な思い出。そんな料理がこれからもっと増えたらいいなと、、
あぺ

あぺの感想・評価

2.7
永瀬正敏、染谷将太、窪塚洋介という「エモい」の権化のような人達が出ているだけで見る価値はあるかもしれないが、ほとんど役者頼みにしか見えず、良いショットも演出も何一つないように見えた。

ただ、黒スーツでキメた窪塚洋介と染谷将太の並ぶショットは最高でした。
おさ

おさの感想・評価

3.9
お腹の奥の方にズーンと、ズシッときたなあ…
家族の不協和音も「家族が分からない」も、笑顔も、死の匂いも、美味しそうな匂いも、知ってるようで知らない

役者がもう全て、全て良かった


登山の途中でヤバいことを言われるとそれ以降動揺して道を間違えたり踏み外したりしそう、逃げ道がない
タカ

タカの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

俺たちは互いに知らないことだらけだ

のびのびの麺と真っ黒に色の濃いスープ
閉店間際の暗がりでそそくさと頬張るラーメンが明らかに不味そう
向かい合った二人の箸はどこか急ぎ気味で
楽しむというよりもすきま時間に流し込む食事

そう。ここは病院でふたりは姉弟
65歳の父を看取りにきた
世間話もそこそこに病室に戻るふたり
お会計は、
「"お母さん"からお金預かってるから」
「こんな時だけ"お母さん"かよ」
そんなやり取りがとげとげしくって引っかかる
何があったのかな?
前のめりになったところで場面が移り、お通夜の日
冠婚葬祭独特の慌ただしさの中、
リンタロウ、ミヤコ、シュン、母、そして父
最初の晩餐が始まっていく


『目玉焼き』
父が初めて振る舞ってくれた料理 

新しい家で二つの家族が車座になった日
母のピンチを助けるため
台所に立った父
冷蔵庫の配置も分からずお目当てのハムがない
急遽代役に立てたチーズ
チーズが溶けて卵と合わさった見た目は
二つの家族が溶け込んで一つになったしるし

スライスチーズを下敷きにした目玉焼き
カリッカリに焼かれ香ばしい香りを放つチーズ
せんべいのような食感が口の中ではじけ
黄身のとろけ・白身のぷりぷりと手を取り合い
口の中で楽しく踊る

でも、目玉焼きばかりの食事は勘弁して〜

『お味噌汁』
家族が初めて衝突した料理

朝の食卓に立ち上る湯気
美味しそうな匂いが漂う
だけど、、あれ?いつもの色と違う!
赤味噌と白味噌、異なる家庭の味
「嫌なら食べなきゃいいじゃん。」
じゃんって何だよ!
味の違いだけじゃない一緒に暮らす難しさ
母が下す解決策は?

合わせ味噌の具たくさんのお味噌汁
赤味噌のコクのある塩味と白味噌のほっこりする甘味が混ざって舌は大満足
大根もごぼうもにんじんも
味が滲み出て身体も心もポッカポカ

思わず笑みが溢れる朝のひととき

『しめじのピザ』
山登りに欠かせない鉄板料理

5人で一緒の山登り
まだ少しの距離感はありつつ
一枚のフレームに収まった家族
日本アルプスで鳴らしたたくましい背中が
目に頼もしく映り
さらなる高みへ男どうしのアタックは続く

キノコの香りが鼻腔に広がり
芳醇なチーズの匂いが食欲を刺激する
もっちもちの生地、とろっとろのチーズ、シャキシャキのしめじ
自然の空気がスパイスでおいしさ倍増

家族みんなのお出かけににっこにこ

『シーチキン入りギョウザ』
母の不在中、みんなで作った料理

突然の知らせに泣き崩れた母
何か大変なことが起きてることは分かるけど
どうすることもできない
今できることは力を合わせて帰りを待つこと

完成形は見えず、、どんな味だったのかな?

『ラーメン』
5人で囲む最後の料理、5年間の締めくくり

台風の夜
嵐の空気が家の中をも支配して
部屋にこもっていたシュンがひとこと
「明日、この家を出る。」
誕生日を翌日に控えているのに
山登りを教えてくれると約束したのに
ここから家族が始まると期待したのに

作り上げたものがガタガタ崩れる瞬間
それは台風一過の庭先にも似て
元に戻る術がない

ストレート細麺と豚骨スープ
紅生姜が添えられて
ミヤコが作った夜食のラーメン
博多ラーメン独特の味は見るからに美味

でも、無言で食べる後味はまったくの無味

『すき焼き』
父が我が家で食べた最後の料理

見舞いに駆けつけたシュンの姿
すべてを知ってそれでもなお
戻ってきてくれたことへ
言葉にならないうれしさ
満足に味わえないその姿が
何とも心を揺さぶって
夢を継いだ息子に送る言葉
あの頃と違い弱りきったその背中
いくら我慢しても涙は溢れる

おいしさ保証付きのTHE日本食・すき焼き
ラー油でつけたアクセント
醤油砂糖の甘辛とラー油の辛味
間違いない

最後の食事はみんなで囲みたかっただろうな


家族ってなんだろう
なぜ家族になろうと思うのだろう
煩わしいだけじゃないの?
どうしても自分の家族が分からない

煩わしい、確かに煩わしい
だけどそれは愛してるが故の煩わしさ
一緒に居れることが心から良かったと思える
そのつながり
けっして遅すぎることはない
父の想いがたくさん詰まったその食卓で
4人が囲む最初の晩餐
吐き出した想いを分かち合い
4人、いや5人の家族はこれから始まる
0i7

0i7の感想・評価

4.1
染谷将太さん、戸田恵梨香さん、窪塚洋介さん、永瀬正敏さん、斉藤由貴さんと存在感だけで説得力のある俳優陣の、細やかな芝居の、感情のやり取りが素晴しかったです
戸田恵梨香さんが窪塚さんの言葉に思わず涙するシーンや窪塚さんが「からいな..」と言うシーンなど美しく光る結晶のようなシーンがたくさんありました
家族のことは案外知らないものだと思うし、知らなくても良いのかもしれないけれど、
関係性を大きく変えうるような事実を明かすか隠すかは難しい問題だなと思いました
隠したとしていつか露見した場合のことを考えると、秘密を保持する側の立場に立てば私は関係性が変わってしまっても自ら明かすべきだとは思う一方で、明かされる側からすれば知らなければ幸せだったのに、という事柄は知ってから後戻りはできないので複雑だなと思いました
映画の締め方(ラストシーン)もとても良かったです
joze

jozeの感想・評価

3.9
役者、永瀬正敏の底力。
テレビドラマに軽々しく浮気せず(濱マイクは別!アレは最高!)生粋の映画人。ハリウッド大作が全盛期の頃、邦画のカッコ良さと、時代時代の畝りを教えて頂いた。声、仕草、佇まい、、、、なんだかいつもゆらされる、今回もグラグラゆれた。

親の再婚により別々だったものがひとつになる。正確には、なりかけた話。互いに寄り添い段々と家族になっていく。この辺の描写が丁寧で心地が良い。家族には色んな形があり、正解なんてない、血の繋がりを越えた愛を感じた。思い出の料理を共有できる繋がりこそ、財産であり家族なんだろうか。

永瀬さんのような屋台骨をどっしり支える存在が居るから、他の役者が生き生きしてるように感じる。隠し球の窪塚洋介登場よりも、子供時代を演んじた3人の方が、本物の親子と錯覚するほど素晴らしかった。

昨日の食べた物の記憶さえ曖昧な無頓着者にとって、物心ついた頃の晩餐なんて、覚えてるはずがない。けれど死ぬ直前の最後の晩餐は決めてある。いや、嘘。カレー、生姜焼き、スパゲティミートソースで悩んでます、、、ははは、庶民すぎる自分に笑いが止まらない。
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