水辺の君に

最初の晩餐の水辺の君にのレビュー・感想・評価

最初の晩餐(2019年製作の映画)
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「お通夜と食事で家族を描く」っていう結果手垢のついたメソッドですが、なかなか楽しめました。
単純に食事の風景を描くだけでその家族の有り様がわかるってのは演出の基本だと思うんですが、目玉焼きから始まり家族の時間の経過と共に様々な食べ物が出てくる展開はわかりやすい。
誰も間違いや失敗したいわけじゃないけど、じゃあ正しい家族の在り方ってなんだ?って話で。その集団ごとの家族在り方や姿があるわけで、そんな誰もわからないことに悩むよりかは自分達毎の家族を作れば良いし家族が無理なら作らなくても良いし。それも多様性であり自由なんだと思います。勿論、呪縛という名の家族もあるわかですが…。
少なくとも今作はラストのオチで父の愛が伝わってくるっていうのがホント良かったです。演技巧者ばかりなので安心して観てられましたねw
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