くろいひと

グッドライアー 偽りのゲームのくろいひとのレビュー・感想・評価

2.0

そもそも、この映画そのものが「グッド・ライアー」になっていない。

あっと驚く展開にしたかったはずのものは、観るまえの想像をいささかも裏切らない。
またすぐにわかるように、個人的なエピソードにかたちをかりていわゆる歴史認識問題を糾弾し、ヨーロッパ人の精神的トラウマをあぶりだしている(つもりな)わけだが、それがまったく周到ではなく、細部まで手抜かりばかりが目立って陳腐きわまりない。

この手の問題をテーマにするのに必要な誠実さを根本的に欠く駄作。
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