このレビューはネタバレを含みます
大好きなヘレンミレンを観に。
派手さはないけど、大御所の演技の渋さや巧妙さにグッとくる映画でした🎬
お互い騙し合うものと思って観てたから、中盤くらいまではヘレンミレン側に動きがなくて、相手が詐欺師なのはばれてるのか？信じてるのか？ヘレンも詐欺師なのか？こっからどう動くんだ…と思ってたラストでまさかのオチ。
過去にロイ(イアン)の被害に遭ったとかで復讐に燃えたのかなと思ったけど全然そんなことなかった、まさかの幼い頃の性的暴力の復讐を今果たすとは…いや憎しみに震える事件だろうけどそっちがきたかー、と思った。まさかそんな昔の話から持ってくるとは思わなかったから若干唐突だったかな…
あとカテキョの頃からロイはちょっと頭おかしいよね…犯罪する人は昔から変だと言いたいのか？ヘレン側の家族も、娘になんかありそうな時に加害者候補の彼をなんも言わず帰しちゃうのはどうなんだろう。
まあでもやはり演技力がすごくてヘレンの画面の端々での眼差しとか、イアンの終盤の抜け殻みたいな顔とか、印象的なシーンが多かった。
ラストも対比なのかな、家族に囲まれて余生を過ごすヘレンと病院で家族にも迎えてもらえず介護してもらいながら余生を終えそうなイアン。うーん。
ラストでヘレンの孫が湖で遊んでるシーンは何かの示唆なのかな？また一波乱あるんじゃないかと思って怖かったのに、何もなく終わったぞ？？
とにかく渋い映画でした🎬
