戯曲を原作にした青春群像劇。
アルプススタンドのはしで母校の野球を見る高校生たち。
そんなはしっこにいる人たちへの優しさに溢れた作品でした。
まさに高校演劇という展開は、映画を見ているのに舞台を見ているような臨場感も。
ちょっと臭くてくすぐったい展開もありますが、それも含めて青春映画なのかなと。
はしっこの人を見ても、年齢を重ねた自分には眩しすぎましたが…。
伏線の回収やミスリード、直球な芝居もまさに高校演劇。
自分がどういう高校生活を送ったかによって、感想や誰に感情移入するかはかなり違うのかな。
皆さん高評価なので言いづらいのですが…個人的にはそこまで刺さらなかったのも本音です。
教科書通りの高校演劇感が少し鼻についたり、戯曲として良く出来すぎていて映画として見れなかったりする部分はありました。
ちょっとハードルを上げすぎたのかな…テーマやモチーフは好きなのですが。
