「これって青春なのかな？」
何をおっしゃる！端の方なんて謙遜してるけど、超青春ど真ん中に居る4人の物語。
勉強、部活、恋愛、結果はどうあれガムシャラにやってみたり、時に逃げ出したり試行錯誤して‥アイデンティティを確立していく時期が青春なんですよ！
藤野と宮下さんの描写が少なく今ひとつ感情移入が出来なかった。
無駄かもしれない努力を続けている、自分より実力の劣る同級生になんとなく劣等感を感じてしまうのは運動部あるあるだと思う。送りバントの件、バカにすんなって怒って欲しかったな。
宮下さんは吹奏楽部の子とのエピソードももう少し欲しかった。彼女とは劇中で語られていないやりとりがもっとあるのだろう。その辺りがないのでナイス演奏！はやや唐突に感じてしまった。
この2人の人物描写で最終回によりカタルシスを得られたんじゃないかなーとか思ったり。
この脚本を高校生が作り上げた、と言うのがまた愛おしい。一生懸命頑張って作ったんだろうと、妄想が膨らむ。
色々と惜しい作品であったけど、愛すべき青春映画の一つ。エンディング曲もセンス良し。
