せーのん

その瞬間、僕は泣きたくなった CINEMA FIGHTERS projectのせーのんのレビュー・感想・評価

3.5
ショートフィルム5作品でそれぞれ違う監督が作っている設定がなかなか面白かったです。

Beautifulでは、大地震発生したときに自殺未遂をした男女が死というどん底から生き直す物語。
大地震で辺りは、瓦礫だらけなのにも関わらずその中で花を見つけるシーンにジーンとします。

魔女に焦がれてでは不思議な力を持つ同級生の女の子に惹かれる男子高校生の物語。
不思議な力のせいで嫌がらせを受ける女の子を守ろうとする男の子の姿が良かったです。

On The Wayでは、メキシコを舞台になっていて移民がアメリカを目指す物語。
命がけでアメリカを目指す移民たちに中途半端な善意をかけることは、逆に危険なことになってしまうんだなと感じいろいろと考えさせられました。

GHOSTINGでは、事故で亡くなった青年の魂が10年前に亡くなった好きな女の子の運命を変えようとする物語。
切ないファンタジーといった感じでラストシーンには、泣きそうになりました。

海風では、ヤクザの男と母親ほどの年の離れた娼婦との物語。
自分が失った愛を埋めようとするような2人の関係がなんだか切なかったです。

タイトルにもなっている泣きたくなる瞬間というのがテーマになっているんですがそれぞれの泣きたくなる瞬間もまた良かったです。
せーのん

せーのん