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ザ・ゴーレムのqqfowlのレビュー・感想・評価

ザ・ゴーレム(2018年製作の映画)
3.3
17世紀リトアニアのユダヤ人コミュニティ。主人公ハンナは一人息子を失ってから7年間子供に恵まれずにいた。寂しさを紛らすかのように、女性には禁忌の、カバラの研究にのめり込み、ついにある晩ゴーレム作成に成功する。それは亡くなった息子そっくりの姿をしていた。同じ頃、近隣のキリスト教コミュニティでペストが流行し、ユダヤ人が呪ったせいだと怒った住民が襲ってきて…

ゴーレムってユダヤ教の怪物だったんですね。日本の「大魔神」もゴーレムがもとになってるらしい。ゴーレムトリビアをしばし楽しく読んだ。

ストーリーはオーソドックスだったけど、異教徒同士の対立の怖さや、女性は子供を産むのが義務みたいに強制されるのがどれだけストレスかなど、分かりやすく表現されてたと思う。ゴーレムはハンナが心身の自由を抑圧され続けた結果誕生した怪物にも見えた。
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