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アシスタントのqqfowlのレビュー・感想・評価

アシスタント(2019年製作の映画)
4.0
映画製作会社の新人アシスタントの憂鬱な1日

実録セクハラオフィス24時間みたいなドキュメンタリー感のある鬱映画だった。アシスタント達がデスクを置く部屋のすぐ隣にセクハラ上司の個室があり、扉一枚向こうで夜な夜ないろんな女性と…その後片付けと拭き掃除を新人アシスタントが朝一でゴム手袋を付けて…地獄か。オッサンはそのためのクスリと注射器まで常備していて、在庫管理や注射器の後始末も彼女の役目。アカン会社や…。飲み薬じゃなく注射薬ってところがまたゾーッとする。某国の某芸能事務所思い出した。

主人公には一見親切そうな同僚もいるんだけど、セクハラを見て見ぬフリしてる時点で、何か信用しきれないっていうか。他の社員もみんな同じ。こういう環境に適応するのは、適応するか辞めるかだから仕方ない面もあるだろうけど、やっぱりどうなんだろう。個人的には、ハラスメントに耐えて得られるものってあまりない気がする。成長より消耗のほうが大きいと思う。
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