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サヨナラまでの30分のkのレビュー・感想・評価

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)
4.0
いつ自分が消えてしまうかわからず、仲間と恋人がこんなに近くにいるのに言えない。自分の記憶が上書きされて、みんなに気付かれずに消えていくのは絶対に悲しいはずなのにアキはずっと笑顔だった。アキがいなくてバラバラになったバンドが、颯太(中身はアキ)加わる出会ったことでまた集まる。「俺にこじ開けられない扉はない」うざいほどポジティブだけど人が集まる人ってこういう人なんだろうなって思った。
颯太は内向的で1人でいたいはずなのにアキと出会ってどんどん変わっていく自分に戸惑いながらもみんなで音楽をすることの楽しさを知っていくのが良かった。北村匠海は一人二役で表情も声も違うのにライブシーンは2人の表情が同じになったみたい。
最初のアキとカナの付き合い始めたシーンが最高に良い。3人デートは対照的な2人が入れ替わりながらデートをしてるシーンが微笑ましい。2人の歌声が曲と合ってて良いし、サントラも、登場人物も全員好きになる。

カセットテープの使い方をよく知らなくて設定が難しかったんだけど、ちょっとわざとらしい説明的なセリフがあるおかげで理解できた。あと、1人でいることよりもみんなでいた方が楽しいって断言されてるような内容がちょっと引っかかった。
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