風来坊

4×4 殺人四駆の風来坊のレビュー・感想・評価

4×4 殺人四駆(2018年製作の映画)
2.0
大まかな感じは「ブレーキ」似ている設定。ただこちらはトランクではなく車自体に閉じ込められるのである程度は展開の幅が広い感じ。
設定はなかなか面白そうなんですが、主人公が車上荒らし常習でさらに車の中に小便して更に迷惑掛けるようなクズなので主人公に同情出来ないのがネック。

タイトルから車に色々な仕掛けがある「ソウ」の車版みたいな感じを想像していましたが、ちょっと過度な防犯仕様の車に普通に閉じ込められるだけ。浅はかな主人公が勝手にパニクっている感じで面白さを感じません…。
冒頭からすぐ車が舞台になる前置きがない展開の早さには好感は持てます。

早い段階から雲行きが怪しくなり、教訓と社会への警鐘的な話だと思ったらその通りだった。教訓にしてはやり過ぎでいたぶるのを楽しんでいる風だしまあそうだろうなと…。でも終盤の展開はちょっと驚きでああいう展開になるとは予想が外れました。

設定と犯人の風貌に意外性があり面白いのですが、緊迫感をあまり感じないし、問答はお説教臭いし…。交渉人のキャラクターもイマイチ立っておらず…アイツの心からの反省も見えないしで私にはイマイチな作品でした。

まとめの一言
「似た者同士」
風来坊

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