Naoya

ソワレのNaoyaのレビュー・感想・評価

ソワレ(2020年製作の映画)
2.7
俳優を目指している男は、故郷・和歌山の海辺にある高齢者施設で演劇を教えることになるが、そこで働く女性と出会う。ヒューマンドラマ作。ある事件をきっかけに、2人は逃避行をすることになるが、逃避行として派手さはないが、2人だからこその独特な雰囲気は、心地よくもあり、独特な緊迫感もあり、場面一つ一つが印象的でもある。お互いが完璧ではなく、心の闇を抱え、拠り所を模索し、日々を辛く苦しく生きていたからこそ、この2人が紡ぐ逃避行の独特さ、色が際立って感じられます。そして、お互いだからこそはまり合う波長があるのを感じさせる2人になってます。この2人の逃避行の結末が、派手さはないながら、強烈な印象を残す。演じる村上虹郎の独特さも素敵だが、新星・芋生悠も素晴らしい演技力を放ってます。
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