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映画ドラえもん のび太の新恐竜の0のレビュー・感想・評価

1.0
 @dorabare2020_
【ドラえもん漫画連載50周年】

この監督・脚本家コンビと相性が悪い。それはもう自覚してたから、感想を書く前に「宝島」の感想を読み直して、ボロクソ書く前に気持ちを落ち着けてからにしようと思ったけど、感じたことはほぼ同じだった。

「新恐竜」、「新のび太」の『新』って何だ。どこに感じれば良かったんだ。オリジナルストーリーなのに、F先生の「恐竜」と何が違うんだ?あえての踏襲?「2006」でもうリメイクやってるのに?リメイクのリメイク?それはもうリメイクとは呼ばない、ただなぞっただけだから、何も自分で考えていないと言っても同じ。…それは厳し過ぎるか。でも、しずかちゃんに「人の痛みや悲しみに寄り添える」という有名な名セリフを丸パクリさせている。恐竜の卵を孵化させ育てる。ジャイスネに自慢する。元の時代に返す。恐竜を絶滅の危機から救う。すべてが「オマージュ」だの「インスパイア」だの「トリビュート」だのでは片づけられないパクリオンパレードだった。

それとも…
あれか?キューが飛べるようになるまでその成長を見守ったという点が、今までと違う、『新』と冠する由縁が?今までできなかったことができるようになった、そこが「新のび太」なのか?
だったら、既存の「のび太の恐竜」や「のび太と竜の騎士」を使わずに描けなかったのだろうか。
6,600万年という時間を超えたタイムトンネルの演出は良かったのに…。ああいった独自演出を全編描けたらよかったのに。
漫画連載50周年、映画40作品目、色々な節目を迎えて、何をテーマにするかと考えた時、恐竜を題材にするのはすごく意味深いことだと思う。だからこそ完全オリジナルで勝負して欲しかった。
「宝島」の時に感じたことと、全く一緒だ。

■デザイン
メイン5人、ゲストキャラ、恐竜の各キャラデザがバラバラだった。あえてそうしてるのだと思うけど、違和感があり過ぎて疲れた。

恐竜のCGデザイン、凄いとは思う。とてつもない生き物、人間とは違うんだという異質感を強調してるのもわかる。そういう『描き分け』を楽しめればよかった。しかし、出来なかった。

そしてTPゲスト声優様のキャラデザ。そこだけエウレカみたいだった。ドラ達のデザインが『宝島』の時の落書きみたいなのに対し、キムタクと渡辺直美はボンズがしっかり丁寧に描きました、って感じだった。

■歴史改変
恐竜を絶滅の危機から救うというあのラストの行動は、しっかり歴史改変にあたるのではないか?なんかもう、SF設定がズタボロだった。一体TP達は歴史の何を取り締まっているのか、さっぱり分からなかった。

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イナゴを推してたのは一体何なのか。
細かなギャグにまで突っ込んだらキリがないが何故イナゴ。なんかもう
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