ウォシ

ゾンビ津波のウォシのレビュー・感想・評価

ゾンビ津波(2019年製作の映画)
1.4
※酷評です。
目を通したくない方はスルーして下さい。



津波の恐ろしさを全く知らない陽気なアメリカ人が作った何か。

"ゾンビ×津波"という事で売り出されてますが、津波要素はほとんどないです。
ゾンビが街に現れるきっかけを作った程度。

「フラッド」みたいに浸水した街が舞台になるのかと思いきやそんな事はなく、とても津波が来たとは思えないほど綺麗に整った街でゾンビパニックをするだけ。

津波に飲み込まれたのに誰も濡れてないし、みんな全然平気そうだったりとかなり適当。
マジで津波である必要性が皆無。

バカ映画なのであんまり津波のリアリティにフォーカスし過ぎると重くなってしまうというのは分かるけど、ある程度どんな脅威になるのかをしっかりさせないとパニック映画としてのハラハラ感を引き出せないです。

唯一残された要素であるゾンビパニックも単調でつまらない。
というか出てくるゾンビの半分くらいはめちゃくちゃ顔色が良く血糊すらついてないので、ゾンビなのか生存者なのか冗談抜きで分かりにくい。
中にはゾンビっぽい演技をせずただ普通にトボトボ歩いてるのまでいる始末。

登場人物もたくさんいるが変なタイミングで雑に死にまくるので、ハラハラしないしギャグにもなってない。
パニック映画に現れがちな場を掻き乱すくせ者や秘密握ってそうな怪しい奴など出てくるもみんな適当に処理される。

このように出オチ設定を全く工夫せず本当にそのまんま出オチで終わらせる映画は嫌いなので話のネタにもしたくないです。
ウォシ

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