This used to be our playground.
脚本も映像も素晴らしかった。青春恋愛映画かと思いきやガッツリ社会派。
135分と長めながらも無駄がなく、テンポ良く、かといって決して淡白にならずに要所要所丁寧に描いていて、全く飽きなかった。
シャワーシーンの色はウォン・カーウァイっぽいし、駆け降りる階段はロメール、面会のシーンはパリ、テキサスが思い浮かんだりとワンショットずつこだわりを感じた。
いじめる側かいじめられる側か。チェンを単に被害者としてのみ描かなかったのが良い問題提起となっていた。
最後のスキップする構成には見事に騙された。役者も良かったし救いのあるラストでよかった。現実はもっと厳しいと思うけれど。
