陰陽

少年の君の陰陽のレビュー・感想・評価

少年の君(2019年製作の映画)
4.4
作品と演者の持ってるパワーが強すぎて、殴り倒された気分になった。
共産主義というイデオロギーを掲げながらも、起こる貧困格差。親から受け継いでしまった運命を変えるには、自分でその運命をこじ開けるしかない、日本では考えられない受験に対する、向き合い方。何百万人が自分の敵。毎日が戦いに向けての種となり、隣の人を助ける暇なんてありゃしない、しかし、そんな中でも人様に嫌がらせをし続ける人間がいるのである。自分の敵は自分という自覚もなく、他人を蔑む事が自分の立ち位置を知る唯一の方法なのである。
助けを求められた主人公。受験、自分を守ろうとする気持ち。日々の判断と一瞬の判断で、人が死んでしまう。
助ける事ができない主人公に、大きな大きな助け舟が現れる。彼は指一本でも主人公に触れささせる事を許さない。
愛を知る、笑顔になる。凄すぎるぜ人間が持つパワーって
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