このレビューはネタバレを含みます
ゾンビはゾンビでも
日本公開版なので0.1評価は下がってしまうが、それでもやっぱりゾンビはゾンビ
日本公開版のみにある冒頭の爆発シーンと余計な設定説明は、
本編が始まると全く意味のないものになる。
なぜゾンビが増えたかとか、この映画ではどうでもいいのだ
あと、ディレクターズカット版はもっと楽しいそうに遊んでるシーンが多かった気がする。
それがない分テンポも良いから
それはそれで良いんだけど
ロメロの描くゾンビは
ずっとリアルタイムで進んでいるかのようなところに面白さがあると個人的には思う。
このゆっくりしたリズムは今の映画業界にはウケないかもしれないが、
「今のシーンいるか?」
と思うような何気ないやりとりが散りばめられていて
そのペースにハマると
ずーっと程よい緊張感と楽しさが見ている自分の中で繊細に揺れ動く。
驚かす技法を使いすぎず、
登場人物にそれぞれの魅力があり
ついでにゾンビ達にまで魅力があり
じっくり楽しめる。
消費社会を皮肉ったということらしいが
あまり自分はそれは感じなかった。
むしろ物が溢れてるショッピングモールって最高!と思う。
ショッピングモールで立て籠る主人公達が羨ましくなるくらいだ。
そんな楽しいショッピングモールのシーンと
ゾンビの芝居がうますぎるロジャー
それだけで見る価値のある映画だと思います。
グロいシーンは抑えめになってるので
家族で見るなら日本版が良いかもですね!