かなり真剣に「向き合って」いる作品だと思う
「あ、とまった」という家族の声、まさに生と死の境目の瞬間、表面的な変化は僅かなのに決定的で、でも日常のヒトコマに過ぎず、誰にでもあり一度しかないこと
小堀先生がいい人であろうとしない感じが良い、無理しない近所のオッサン的な距離感、まぁそもそも先生のように矍鑠たる老人を目指したいものだが
環境を整えて過ごしやすくなったのに不機嫌になる人もいる、その横で初めてヘルパーの技を見て凄いと喜ぶ介護者もいて、不機嫌の理由も介護者負荷も金銭面もいろいろ見ながら当事者を柔らかく包む支援
惜しむらくは、ハンドカメラ多用によるブレが酷く序盤で船酔い状態になり、まともにスクリーンを見られなかったこと