たむ

オフィーリア 奪われた王国のたむのレビュー・感想・評価

2.7
レイことデイジー・リドリーさんがハムレットの恋人であるオフィーリアを演じ、『ハムレット』をオフィーリア視点で描き出す野心作です。
主人公ではない側から物語をとらえ直すのは、流行っています。
シェイクスピアもその対象になり、『ロミオとジュリエット』のような展開もあり、かなり大胆な脚色です。
エンディングは賛否両論巻き起こしそうですが、シェイクスピアの四大悲劇をこうするか、と個人的にはちょっと違和感あり、でした。
超有名絵画からの引用から始まる物語は、しっかりと結末と結び付いています。
それにしても豪華なキャストです。
レイのお兄ちゃんはドラコ・マルフォイで、ハムレットは1917、この三人だったら、こんな王国は簡単に潰せるのではないか、と思ってしまいました。
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