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オペラ座の怪人のwawawanのネタバレレビュー・内容・結末

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

7.8年前に観た映画版のオペラ座、最近ブロードウェイミュージカルを観たのでもう一度観たいと思った。正直ミュージカル版の衝撃がすごくて、映画版は少し物足りなく感じてしまった。この物語で魅力的な登場人物はクリスティーヌでもラウルでもなく、当たり前にファントムだけだと思う。最後クリスティーヌにキスをされて涙を流し2人を逃すファントムが、哀しすぎて、ここでやはり涙腺崩壊。涙どかーん。正直ぱっと見ではファントムの方が腰抜け役立たずラウルより7億倍魅力的、でも恋と愛は違う、、、だからクリスティーヌは闇で生きるファントムより光の中に自分を導いてくれるラウルを選んだのかな、、。1人ぼっちで生きてきたクリスティーヌはそういう意味ではすごく冷静でいっときの感情に流されない賢い女性なんだと思う。綺麗だから、才能に恵まれているから云々ではなく黙々と努力してきた彼女の処世術なのかな。ちゃんと幸せになろうとしてて凄く良かった。ファントムの仮面を外したりする(だいぶびっくり)好奇心旺盛なホラー映画のヒロイン感も凄くいい!!!!結局他人主義な主人公より、自分を第一に考えられるヒロインの方が媚びてなくて魅力的。あれ、こんな感じで考えるとクリスティーヌのことが結構好きになってきたぞ、。ラウロはすごく良い人なのかもしれないけど、、クリスティーヌ、ファントム目線でしか描かれてないから、表面的で中身のないやつにしか思えないんだよなー。そういう意味では現在パートをしっかり描いていた映画版の方が、ラウロ含め全ての登場人物の内面を掘り下げていたと思う。でもファントムの魅力にただただ溺れたいなら、ミュージカル版がいいな。
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