トトCINEMAライフ

ブラック・レインのトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
4.0
日曜昼下りのロードショーでやってたので、録画して観た…なぜ高倉健さんを、国民的俳優と呼びながら本人の声ではないのだろう?この作品の唯一の違和感はソコだ

日○合作とかいうのは、意外にワクワクしないのが定石となっている…

それも仕方ない、戦争映画をはじめとする作品などでは多くの"日本人役"という日本人じゃない役者に違和感を覚えたり、何かそれ違うだろうという日本文化の描き方をされる事が多いから

"三船敏郎"というビッグスターはその牙城を守り続けたが…

但し、この作品は日米のスターを申し分ない描写で作っている、いや、むしろ邦画にアメリカテイスト リドリー・スコット風味を出している感じ?!

メインのマイケル・ダグラス、高倉健、アンディ・ガルシア、松田優作らが絶妙に絡み合っている

若き、内田裕也、國村隼、安岡力也、ガッツ石松、貫禄の神山繁と若山富三郎

やや退廃的だが大阪ロケの映像もリドリー・スコット監督が撮るとああなるのか?!という一種感心してしまうのは否めない

別に日本 日本というタイプじゃないが、やっぱり軽視やリスペクトの感じられない描き方なら最初から出すなよという不快感には繋がる…これは良作だがね

今では松田優作、高倉健共に伝説となった