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ブラック・レインのhitmanのレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
5.0
ニューヨーク市警のニックは離婚した妻の慰謝料と二人の息子の養育費を払うために賭けのバイクレースや悪党から巻き上げた金をくすねる汚職刑事。内部調査局から目をつけられイライラしてる最中新人刑事のチャーリーとレストランで酒を浴び愚痴と不満をぶちまけてる時、日本のヤクザの親分が殺し屋の佐藤に始末された現場を目撃しかろうじて佐藤を逮捕しチャーリーと一緒に大阪に移送し大阪府警の刑事に引き渡すがニセ刑事とわかった時遅し大阪府警警視の大橋からこっぴどく絞られ行動を厳しく制限され彼らのお目付け役である大阪府警警部の松本に苛立ちを感じ反発するが友情が芽生える。ダブル主演のマイケルダグラスや健さんを食ってしまった優作の怪演に脱帽しました。 優作は「イヤーオブザドラゴン」のジョンローン演じるジョー・タイをモチーフにしたと亡くなる前に語ってました。 彼にとっては「人間の証明」以来の ニューヨークロケで懐かしさが込み上げたでしょう。ほんの少数のアメリカ人は優作が主演のこの「人間の証明」を知ってるはずだから彼の狂気の演技に戦慄を感じたと思います。 リドリースコット監督のブレードランナーの様なギラギラした大阪のネオンの描写もいい。
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