ようせい

劇場のようせいのネタバレレビュー・内容・結末

劇場(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

友達と2人で見た
yonigeの「沙希」っていう一番好きな曲がこの映画の原作のことを歌っていると知って、みる事にした。
 
沙希のサビで「誰も知らないさるのダンス踊ろう」という歌詞が出てきて、そこの意味がわからなかったけど、映画を見ることでサビにその歌詞が入った意味がわかった。2人にとってさるのダンスは上手くいっている頃の特に大切な思い出のひとつだったんだろう。

沙希は人気も才能もあって、その上人柄も良いし、大好きで居てくれている良い彼女だった。どんな時も笑顔で、いつも輝いている
彼女が近くにいるからこそ、光に当てられた自分の影が濃くなって、汚いところがが目立つように感じて、劣等感が高まっていく。一緒に居たいけれど、一緒にいるのが辛くて
彼女を避けようとする永田に
悔しいけれど共感してしまった。

二人乗りして桜を見る沙希の表情が、もうこの人と来年は桜見ないんだろうなと別れを決めているように見えて、綺麗だけど辛かった。

「いつまでもつだろうか 次に不安が押し寄せてくるのは、いつだろうか」
刺さった。刺さるなよくっそー!
ようせい

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