mayuco

劇場のmayucoのレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
4.7
自転車2人乗りで桜を見て
永田が1人で話し続けて、さきは何も返さず泣いてしまうシーン
ラストの地元から帰ってきて今までの思い出を振り返らないように片付けをして、でも1番の宝物の台本を見つけセリフを言い合いそして今の本当の気持ちを伝え、その流れで演劇に入るシーン
とにかく切ないけど、グッとくる

永田は不器用で掴みどころがないから
気持ちが伝わりづらくて何を考えてるかわからない
さきは素直で無邪気で気遣いができる
そんな2人がどうして惹かれ合ったのか
わからないようで、すごくわかる気もする

最後のさきのセリフが印象的で"昔は好きだったけどながくんは何も変わってない、でも変わってほしくないだから仕方ないよ。だから何も悪くない。本当は勝手に年をとって焦って変わったのは私の方だから。"
自分だったらどれだけ考えてもこんな風に思えない
さきは本当に優しくて強い子。
照れて髪の毛を触る仕草も好き!

2人がまたいつかどこかで再会して
ラストの演劇のセリフが現実になるといいな。
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