暇つぶし太郎

劇場の暇つぶし太郎のレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
4.6
戻ってきた行定勲。「GO」を思い出させる場面転換の編集、主人公の語り。引き込まれた。

「火花」でも同じく、又吉が描きたかったのは、「変化しないものと変化するもののどちらもの美しさ」。そして、それが噛み合わなくなっていく人生のはかなさと切なさ、でやっぱりその美しさ。

猿のお面で大笑いしてた彼女が、笑わなくなる。だけどまたどこかで笑うときが来る。ぼくらはまだ途中だ。なんだろうな。