このレビューはネタバレを含みます
映画を見て、この胸を締め付けられるような想いを感じるのは久しぶりでした。
不器用すぎる男と、寛容すぎる女の恋愛ものがたり。
はじめは私小説?と思ったし、歪な関係性のように見えるけれど、途中からこれはどこにでもある普遍的な恋愛の話だと感じた。
周りからは否定されてしまうような、当人同士にしかわからない、相手を求める気持ち。こころでは側にいたくても頭では離れないといけないと理解する。そして、女の方がいつも先に大人になる。
原作未読ですが、本も演出も、とってもよかった。見ながら涙が止まりませんでした。
そして見終わった後もしばらく涙が止まりませんでした。