このレビューはネタバレを含みます
又吉直樹 原作による、売れない演出家兼脚本家永田と青森から上京してきた沙希のストーリー。映画館とアマプラで同時配信という作品。
ストーリーは下北沢が舞台で、どこにでもありそうな日常の中で繰り広げられていく。自然に入り込めた割に、2時間ちょっとだったけどすごく長く感じた。見るのに結構体力いるかも。
才能とは。他人は自分をどう見ているのか。
自分は自分を好きだけどその理由は分からない。人と必要以上に親しくするのは変だし、そして人から好かれない自分が誰かと交わるのも変だ。そういう気持ちが永田の中でグルグル巡ってるのかなと思った。
松岡茉優演じる沙希ちゃんを初めはポジティブですごく良いなって思っていたけれど 沙希ちゃんも実は永田と同じようなことを思っていてお互い依存し合って、結局はズタズタに崩れていく様子が見ていて辛かった。観ている人が嫌だな、ちょっと辛いなっていう場面も取り繕わず何もかもありのままに見せてくる感じの作品だった。