バジルサーモン

劇場のバジルサーモンのネタバレレビュー・内容・結末

劇場(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

私は沙紀か永田かでいったら、圧倒的に永田の様な人間だと思う。
自分は昔、母親の優しさに甘えて、自己中心的な行動を取り、母が許してくれる範囲を探りながら、できる限りの迷惑をかけた
何が自分をそうさせるのかも分からないし、自分が悪いのももちろん自覚して罪悪感も感じていた
母親が子供のことを嫌いになるわけ無いと、母の優しさ、愛を利用していた
だから、この映画を見るの自分の駄目なところを突き詰められてるようで、見るのがしんどかった
永田は、何をしても怒らない沙紀に甘え、気をひこうとしたり、どこまでやっても大丈夫だと過信をして沙紀を壊した
愛する人を嫉妬してしまって、自己嫌悪に陥ってそれを誤魔化すかのように怒鳴っていたり、もう少し楽に生きればいいのにとも思った
沙紀にももっと、苦手なところや怠けグセが少しでもあれば、永田は楽になったかもしれない
もちろん悪いのは永田である