犬の尻尾を短くする
早稲田松竹って半年ぶりなんじゃないかな。暫く好みの映画がなくて、行かなかった。
4年前、浪人が終わった頃にベルリン天使を観に行った。すっかり名画座というものに魅了され、
素晴らしいその年のラインナップ（クラッシックでセレクトされる映画の素晴らしさ）に、これはお金が足りなくなる、、、と、毎月一度だけと決めて通うようになった。
でもその後コロナが始まった3月頃からはラインナップが何か変わってしまった。
四年生の夏に観に行った時に私と一緒にいた人は不織布のマスクをしていた。いつもはウレタンだから、明日就活の面接だからでしょ、というと、バレた。だが何だかそんなことを言っていた。三本立てで、見れるかな、と心配しているのに半ば強引に誘ってしまった。（そういうことを後悔している）
フレッシュネスバーガーの空いた少し暗い二階で何か頼んで食べた。映画を観た後も、ネパール料理に入って食べたら量が多くてその子は残した。最初は左に曲がって、無さそうだから右に曲がったら出てきた店だ。私にとっても多かった。お店に悪かったのでその子のスープだけは貰って食べた。後から聞くと、美味しくもなかったらしい。犬の顎の手術をしたのはそのあとだっただろうか。
最近読んでいるのは『表現のエチカ』という本で、筆者の桂さんはアメリカへの留学経験がある。街が人をデザインしている話なんかはその子の絵のテーマと通じている。
卒業して、引っ越しはしたが、何とか前の住居と高田馬場は同じ距離になるような位置にした。ほとんど早稲田松竹のために。
