こばまさ

ウォーデン 消えた死刑囚のこばまさのレビュー・感想・評価

ウォーデン 消えた死刑囚(2019年製作の映画)
3.2
世界を見隊!のお時間です。
第15回目は、あちゃん選定作品
イラン🇮🇷映画『ウォーデン 消えた死刑囚』

一瞬イランってアジア?と思って、イラン作品飛ばしてました…
とは言え、イラン映画は…初めてかな?
お国柄もよく分からないけど、この作品に関しては分かり易そうな気が。
それでは、ハマれるか否か、いってみよう✈️


-1966年、イラン南部が舞台。
刑務所の所長を務めるヤヘド少佐は、取り壊しが決まった今の刑務所から、囚人達を新しい刑務所へ移送する任務を与えられる。
この任務を果たせば出世は約束されており、この仕事は彼にとって難しいものではなかった。
しかし、無事に移送が終わったと思われた時、1人の死刑囚が行方不明との報告を受ける。
脱走は不可能と判断したヤヘドは、所内を徹底的に調べる事を決め、同時に死刑囚を担当していたソーシャルワーカーのカリミを呼び寄せる。

“なんか…惜しい…”


このシチュエーションは好きだし、起承転結も良かったけど、めちゃくちゃ地味。
90分なのは有難いけど、所長以外の人物描写が薄い。
それに、恐ろしい描写も一切なく、小学生でも観れちゃうほど目に優しい。
なので、心を掴まれる事はなかった。

ただ、この主演のヤヘド少佐(刑務所長)のキャラが結構好きで、なんだかんだで最後まで楽しめてしまった。
昇進が決まった時、平然を装いながら誰もいない倉庫で小躍りしたり、美人なソーシャルワーカーに会う時は眉毛に気合を入れたり、威厳を保ちながらも人間味はあったな〜と。

あと、気のせいかも知れないけど、この作品の中で2、3回ぐらい髪型変わってた。
ヘアスタイルというか、髪がちょっとだけ短くなったり、白髪の面積が変わってたり。
いや、別に大した事じゃないんだけど、シーンの繋がりってありますよね?
だからなんか、違和感がね…
って、ほんとどうでもいい話だけど。


この映画の見どころとしては、行方不明の死刑囚は本当に存在するのか?という点。
会話には出てくるけど、その姿はずっと見えない。
みなさんもどっちなのか、考えながら観てみましょう。

イランの現場からは以上です。



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あちゃちゃん、お疲れ様〜!
悪くないけど、どこかに振り切って欲しかったかな…
ラスト15分だけは見応えあった!
次回はノルウェー🇳🇴よろしくねー✈️
こばまさ

こばまさ