Netflixにて
とんでもないものを作ったなぁ‼️
というのが第一印象
「市民ケーン」脚本家であるマンクことハーマンJマンキウイッツ、ゲイリーオールドマン演ずる、の視点から1930年代のハリウッドを生々しく描いた作品
新聞王ウィリアムハーストとその愛人、マンクの弟、妻、ライターたちを通じて物語が進行。偉大な映画🎬作家が脚本家という名の労働者として蔑まれ始めた頃の話。
ゲイリー・オールドマンでないとできないようなアルコール依存症のイカれた脚本家が自らのプライドをかけてウィリアムハーストを批判しながら、キャリアをリスクにさらしてオーソン・ウェルズと脚本を書き上げていく話、最初はノンクレジットの予定だったがハーストとの会話から敢えて正面から挑むことになる。
実に人間くさくグダグダながら、最後まで筋を通していくところが骨太。
特に赤狩りのハリウッドで脚本家も組合とかで労働者化して行くカリフォルニアの中で、社会主義的な思想を持ちそれを生かしたリスクのある作品作りに挑むとても深いテーマ、まぁ社会主義とはいっても今の民主党レベルだが、🤔
愛人役のアマンダ・セイフライド、ライター役リリーコリンズなど人気女優をうまく配置しながらエンタメ性も充実。モノクロでもアマンダの眼力👩🏻🦰凄く、リリーコリンズの可愛さは薄れていなかった😲
場面ごとのキャプションが当時のタイプライターフォントだったり、画面が切り替わるところの合図として右上に〇マークが出たり、モノクロ映画🎞レガシィへのこだわりも残した何とも言えない作風。
ラスト近くでマンクが共同執筆のクレジットを獲得した経緯の描写がすごかった。
それがオスカー共同受賞での演説オチにつながっていた。
新聞王ウィリアムハーストをGOTのチャールズ・ダンスが見事に怪演
ポスターはまるでジョーカーみたいだが、さすがに誇張入ってます😅
さてこれから「市民ケーン」を観ます❗