『市民ケーン』の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画。ウィリアム・ランドルフ・ハーストがなぜ『市民ケーン』で描かれたのか、その経緯も分かる作品。ただ当時の政治的な背景が分からないと少し難…
「暗闇のなかで観たものを観客は信じる」
映画(芸術、表現)の持つ、さまざまな意味での危うさ。政治や大企業、私生活といったさまざまなものに揉まれるなかで、作家としての矜持を保つとは、どういうことなのか…
いつものデビット・フィンチャーの映像世界を期待している向きには残念だが、毛色が違う。
本作は彼の実父ジャック・フィンチャーの脚本で、有名な映画『市民ケーン』の共同脚本家であるハーマン・J・マンキーウ…
政治色が強いためところどころ理解が難しいところがあったけど、映画界と政治の交わりに自分の主張を持って切り込むマンクと映画界を描くストーリーが面白かった。映像や音楽もクラシカルなところがまた良い。
大…
白黒色とデジタルの光の組み合わせが見栄えが悪いかな。ツンツルテンで浅い画調にしか見えず、数分で飽きてしまった。
時折画面右上に出てきていた黒点のフィルムノイズの演出とか「この映画の浅はかなインテリ臭…
フィンチャー父の遺作、30年越しの制作。
腐敗したハリウッドに対して、権力に対して。果敢に立ち向かい、最後は泥臭く一矢報いる。そんな姿が美しい作品。
撮影方法も3〜40年代を再現しており、フィルムの…
再鑑賞・記録
「それこそが君 ハリウッドってやつだよ」
映画史に堂々と鎮座する大傑作『市民ケーン』が世に放たれるまでの出来事を、脚本家ハーマン・J・マンキウィッツの視点から描いた作品。
全編白…
千両役者ゲイリーオールドマンの魅力が詰まっている。
白黒だからこそ、人物像やユーモアを楽しむことができ、それを魅力的にすることができるキャスト・スタッフだったから、130分飽きずに見れる作品になった…