フィンチャー父の遺作、30年越しの制作。
腐敗したハリウッドに対して、権力に対して。果敢に立ち向かい、最後は泥臭く一矢報いる。そんな姿が美しい作品。
撮影方法も3〜40年代を再現しており、フィルムの…
再鑑賞・記録
「それこそが君 ハリウッドってやつだよ」
映画史に堂々と鎮座する大傑作『市民ケーン』が世に放たれるまでの出来事を、脚本家ハーマン・J・マンキウィッツの視点から描いた作品。
全編白…
千両役者ゲイリーオールドマンの魅力が詰まっている。
白黒だからこそ、人物像やユーモアを楽しむことができ、それを魅力的にすることができるキャスト・スタッフだったから、130分飽きずに見れる作品になった…
とにかく情報量が多くて、理解出来てるのかわからないまま話は次へ次へと進んで行く。この時代の社会情勢や映画業界を一気に浴びせられ、でも核心の部分はわかるから雰囲気だけでもついていけるように出来ている。…
>>続きを読む脚本家であり道化師として生きた彼の人生とその矜持。
アル中であることはゆったりとした自殺であり、アル中で死ぬ位ならと晩年足掻いて見せたのがこの脚本の執筆であり、社会的自殺そのものだったのだろう。
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先日の「ザ・キラー」でフィンチャーに少しガックリきたところからの本作。こちらは映画としては凄い作品だと思いました。しかし、だいぶ前に「市民ケーン」を観て、その内容はうろ覚え程度の予備知識では、正直か…
>>続きを読むマンク、名前が良い
インザスープのジョーをみてるかのようなロマンチックを感じた
"自分の罠にかかったネズミ、その罠を定期的に修理してる"
言葉がリズミカルで字幕を追うばかりにはなってしまった
市民ケ…
伝記形式でありハリウッド回顧録。モノクロ映像、次巻フィルムにおけるチェンジマーク。30年代のハリウッド映画に徹底的に寄せた画づくりや音響がただの再現ではなく必然としてこの映画の中で描かれてるのが凄ま…
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