映画「市民ケーン」を観たのはいつのころだったろうか?
たしか中学生。たしかNHKで放送されたのを観たはず。
映画ベストを選ぶと必ず一、二位を争う映画だから観とかなくちゃ、そう思って観た。特に面白かったという記憶はない(^^;
どこがそれだけ革新的だったのかもわからなかった。
けど、こういうものはとりあえず観とかなくちゃなんだよ、うん。
で、本作「Mank」。
モノクロ。「市民ケーン」の脚本家のお話?
食指は動かない。けど、こういう作品も観とかなくちゃなのよ。
...あ、意外に面白い。
別にアートぶった小難しい作品では全然ない。
アル中脚本家マンキッシュは愛すべきクズ野郎だしお堅いタイプライター、リタも魅力的だったし金髪のベティ・ブープことマリオンも魅惑的だった。
オーソン・ウェルズ、エラそーだよね。
実際あんな感じだったんだろうな(´ー`)
新聞王ハーストを演じたのは「ゲーム・オブ・スローンズ」ラニスター家の総帥だったチャールズ・ダンス。大物役、似合ってたね。
「ラニスターは借りを返す」あの役に通ずる感じあったな。
黄金時代のハリウッド、映画製作の内側を描く映画は好きだ。
めちゃ面白かったわけではないけどいろいろ楽しめましたよ。
「それこそが君、映画の魔法ってやつだよ」
傑作とは思わないけど、フィンチャーの映画愛が感じられたので好印象です。
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