このレビューはネタバレを含みます
MCUが描くカンフー映画ってどうなるんだろう。
どうやって他作品との世界を共有させていくんだろう。
「アイアンマン」から13年。実質的なフェイズ4の幕開けとなる今作。土台となるカンフーでの戦いは流石ハリウッド。派手で創意工夫がなされていて楽しめた。
ストーリーは正直言って少し退屈気味。これは1作目でフェイズ4の世界観もシャン・チーの事も説明しないといけないので仕方ないよね。次回作以降はもっと面白くなりそう。テンリングスの隠されたチカラとか妹との関係とか楽しくなる要素ばかり。
ただ、これからもどんどん強くなるのかもしれないが、人外のモンスターと戦うシャン・チーの強さが判り難かった。
ラストの字幕で「シャン・チー」ではなく「テンリングス」はかえってくるとなっていたのが気になる。「シャン・チー2」よりも先に他のMCU作品でシャン・チーが見られるという事なのかな。
都合の良いバディ役のケイティ・チェン
冒頭でのバスの運転、ラストの一撃くらいまではまぁ許容出来たんだけど次回作以降もこの立ち位置でシャン・チーと一緒に出てくるのかなぁ。一般人はお荷物にしかならないけどそこは上手く描くのだろうか。
ディズニー映画(と言って差し支えないと思うが)に出てくる東洋人はなんかこう定型すぎて逆に偏見の塊にみえてしまうのは僕の心がひねくれているだけなのかなぁ。