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シャン・チー/テン・リングスの伝説のpotatoのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

これは、駄作やと思う
一応記録として、これが普通のアクション映画として公開されてて仮に観たとしたら、スコア3.6くらい
でも自分は、marvelでありアベンジャーズの世界線の映画やから観に行ってるので、その要素を含めて考えるとスコア2.8

エンドゲーム後から始まるシリーズは全部そうかもやけど、敵キャラの規模感がどうしてもしょぼく感じる
あんまりでかいことしてると、アベンジャーズになんで目をつけられてなかったのかっていう部分が気になる
テンリングスも正直ちょっとやってることしょぼくねってなった
主人公の父が「地球最強の男」って呼ばれてること、マンダリンがテンリングス名乗ってたみたいな話は全部嘘くさく感じた
一回解体してるとはいえ、そこまでの映画で見てるテンリングスって組織の活躍と、それら話の規模感が全然釣り合ってなくて、ちょっとずつどうでも良くなっていく感覚
アベンジャーズ世界の拡張って言う目的が大きくて、テンリングスって話自体のそもそも映画化するほどでもない作品って部分が置いてけぼりになってる感
漫画でも、アニメでも、その作品にあったメディアがあるから、今回はちょっとそれを間違えてるのではと思った

細かいところやけど気になったところ
・主人公の母親が死ぬシーン
なんか死体綺麗すぎじゃない
というか、2000年代以降の話やのになんで素手で戦闘してるんやろう
その後の復讐劇では普通に銃出てきてたけど、なんか整合性の無さがあった
・最後の戦い
竜の鱗がついた如意棒みたいなやつ使って戦ったり、母親と同じ柔拳みたいなの使ったりしてたのが気になりすぎた
いつそこまで使いこなせるようになった!
修行シーン少ないし、特に主人公の天才性みたいなものに触れられてるシーンなかったし
むしろがむしゃらに努力してた過去シーンがよくあったから、なんかいきなり使いこなしてるのしっくりこなかった
あとは、弓矢使いの女友達とその師匠の関係性がなんか深い風に描かれてるのとかも全然何も感じないし、こんなの要らなくねって思った もうこの辺りは批判的な目で観てたからかもやけど

父が1000年生きてる設定の割にそこそこの賢さしかないし、ラスボス復活させる下りはただのアホやし
父のキャラがいいものにも悪者にも振り切ってないのもムカついた

あと1番"なんか"残念やったところは、ストレンジのウォンが要所要所で出てくるんやけど、ウォンが出てきたシーンがめちゃくちゃテンション上がるんよ笑
1番上がったところも、ウォンが闘技場で戦ってるところやったし
他の作品の、魅力的なキャラとはいえ2番手のキャラに結構喰われてると感じた時、この作品と自分の相性の悪さを直感した笑

いいと思ったところ
・最初の戦いのシーン←三國無双みたい
・父と母の戦闘(社交ダンス)シーン
・シャンチーと女友達のカラオケシーン←アベンジャーズに必須のユーモア
・バスの戦い
・闘技上でウォンの出てるシーン←ユニバース作品の強み出てた
・首のない生物が死んだふりするところ←かわいかった

最初の方は結構よかった!
ゲームの三國無双を思わせる戦闘シーン!正直もっとゲームばりに圧倒して欲しかったけど
母と父の出会いは、柔と剛の拳法が調和して社交ダンスを踊ってるような感じ。戦闘を通して心を通わせてるのが伝わってきた。
映画のここら辺までは、割とワクワクしてた

この先、他の作品のキャラとテンリングスのキャラがアベンジャーズっぽいノリで冗談交わしながら戦うのを観るのは全然楽しみ!むしろそのくらいの距離感の方が好きになれそう
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