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シャン・チー/テン・リングスの伝説のplimのレビュー・感想・評価

3.9
マーベルの中でも、異質なヒーローだった。

本当の力を隠して生活している最強の男。そんな有りがちな設定であっても、ここまで普通に暮らせているのは珍しい。笑
居酒屋でおしゃべりして、カラオケに行って、仕事に行く。
そんなヒーロー像はなかったし、
そこから力を発揮する
いわゆるギャップ萌えが起こるシーンは、最高に格好いい!

父の、現実を受け入れられない事が、二人が戦う理由になってしまう。
母への想いは一緒でありながら、父の暴走を止めようとするシャンチーは、戦闘の中で悲しい表情を浮かべる。

現実に背を向けていたのは父だけではなく、
自分も、真の自分から逃げていた事を知り、
彼は覚醒する。

アクションは勿論、父の切実な想いは、どこか寂しさの残るストーリーでもあった。
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