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シャン・チー/テン・リングスの伝説のtakumiのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

MCUでは間違いなくトップに立つアクション作品だった!!日用品(着ていた上着)を使うカンフーアクションらしさがあって良かったし、しかもそれとカーアクションの融合。何気見たことない2両連結バスを活かしたアクションだった。
最初アボミネーション気付かなかったけど分かった途端大興奮。
マカオのビル側面が謎に竹(?)だった笑
香港映画リスペクトだと思うけど流石に違和感。
母リーや叔母イン・ナンの武術のシーンは綺麗だったし葉や水が舞ったり浮くシーンが印象的。

過去に闇を抱えた主人公シャン・チーが自分を殺し屋に育てた父に立ち向かうストーリーを軸にする本作の肉親復讐劇は過去MCU作の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」や「ソー・ラグナロク」と重なる。でも今作は過去作と違って父を味方に出来そうな雰囲気があったのにな、、

ター・ローの世界観逸脱し過ぎてて度肝を抜かれる。ほぼワカンダやんって思った矢先 え??ポケモン??的な世界観。アジア題材だから?そんな中盤以降はずーっと激アツ展開。

イン・ナンとの鍛錬でシャン・チーとしての自分を受け入れるかのように、ターローやイン・ナンに心を開いたかのように開く掌、父マンダリンとの戦いでリーと重なる描写、そのことと引き継ぐ時を悟る父の描写に涙。

個人的な不満は2点。今年公開の「ワイスピ・ジェットブレイク」みたいに主人公の強さが規格外過ぎて打たれても打たれても痛そうに見えないのはちょっと残念。元々特殊能力があるわけじゃなく奪われるものがないからハラハラしなかった。
2点目はドクターストレンジにも劣らない急成長。戦いまでの3日の鍛錬中に見せる成長は凄いの一言に尽きる。
シャン・チー単独映画1本目としては敵が(文字通り)巨大過ぎるのでは?せめて父だけなら3日の間にコツだけ掴んどいて本番で実践。そして何とか勝てるくらいまでの演出にできる。あの強さはチート。
テンリングスの操る素質みたいな具体的な設定があっても良かったなあ。今後作に期待!

エンドクレジット後のウォンのセリフがあって、それを言ってるのがMCUでのアジア人の活躍を心待ちにしているヴェネディクト・ウォンであることが人選のセンスを感じた。役者自身の気待ちも込められてること間違いなしです。
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